金日成主席生誕110周年·金正日総書記生誕80周年の慶事を迎えられました。
また、金正恩総書記が朝鮮の党と国家の最高指導者として推戴された10周年に
あたる年としてまさに祝賀の年であります。
傑出の偉大な金日成主席は1912年4月15日、革命家の息子として生を受けました。日本帝国主義による朝鮮支配下で、幼少時より打倒帝国主義、反日武力革命の実践を体験し、僅か14歳の時に打倒帝国主義同盟を結成、18歳の年に共青及び反帝青年同盟の幹部会で「朝鮮革命の進路」と題する歴史的な報告を行いました。「朝鮮革命の主人は朝鮮人民であり、朝鮮革命はあくまでも朝鮮人民自身の力で、自国の実情に即して行わなければならないという確固とした立場と態度を持つことが最も重要であると認めます。」という報告内容こそ、チュチェ思想の原点であったと言われております。
想像をはるかに超える苦難の闘いを経て、1945年の朝鮮解放を勝ち取った金日成主席は、北半部で反帝反封建民主主義革命が完遂されると、社会主義革命へ移行する方針を示しました。そして社会主義革命の基本的なこととして社会主義的生産関係の全一的支配の確立は、人間による人間の搾取をなくし、勤労人民大衆を貧困から解放し、政権の主人となった人民大衆を経済の主人とならせる不可欠の条件であると述べました。1947年初頭からこの社会主義革命が実践されました。
幾多の闘いのなかから、戦争のない平和こそ最も大切な人民の願いであることだと胸に深く刻み、金日成主席の反戦の思いは大きなものでありました。
このため、南半部との平和的な統一に向けて、戦争を防止するための数々の提案をしましたが、アメリカ帝国主義と南朝鮮かいらいは、全ての提案を拒否して遂に侵略戦争を引き起こしました。1950年6月25日早暁に38度線全域で北に向けての武力侵攻が行われ、過酷な祖国解放戦争が勃発しました。そして、世界最強と言われたアメリカを敗退させました。これは、二度と再び植民地奴隷にならないという朝鮮人民の強烈な信念による命を賭して闘いと金日成主席の天才的、戦略的な卓越した指揮によるものであったと思います。
以来82歳に至るまでチュチェ思想を進化させ、朝鮮における社会主義革命を強化前進させてきました。
また、金日成主席の後継者としてチュチェ思想と、社会主義革命をより大きく発展させたのが金正日総書記です。
金正日総書記は、1942年2月16日にお生まれになりました。朝鮮解放を勝ち取る3年半前の闘いの真っ只中での誕生でありました。金正日総書記は、1970年代から朝鮮労働党の要職に就き、父金日成主席のもとでチュチェ革命家として教育され、成長していきました。1980年代には金日成主席と二人三脚で社会主義革命を貫徹されました。1990年代はソビエト連邦の崩壊など東欧社会主義国の解体する中、1994年7月8日の金日成主席の急逝と翌年の大水害、さらにその翌年にも大水害に見舞われ、国の存亡をかけた難関突破の活躍によって、人民と国を守り切りました。
2002年9月17日、小泉純一郎首相の訪朝のなか朝日平壌宣言を成立させることに成功しました。
その後、朝鮮民主主義人民共和国、朝鮮労働党による先軍政治は、戦争抑止のため、抜きんでた科学·軍事技術を結集しての核武力建設を発展させ、帝国主義の侵略戦争策動を粉砕してきました。また、同時に金日成主席が創始されたチュチェ思想を自主時代の完成された指導思想として燦然と輝かしました。
金正日総書記は、2011年10月8日に朝鮮労働党中央委員会の責任幹部への談話を次の通り述べました。「朝鮮革命の困難な時期を乗り越え、誰もが歩んだことのない道をふみわけ、各段階の草命課題を成功裏に遂行し、こんにち、チュチェの革命偉業遂行の新たないただきに立ちました。」「しかし、朝鮮革命の前途には多くの重大な任務が残っており、われわれがチュチェの革命偉業を達成するためにはまだ遠い道のりを歩まなければなりません。」「革命は決して一、二代で終わるものではありません。民衆の自主的志向と理想を完全に実現するためのチュチェの革命偉業は代を継いで継続される歴史的偉業です。」
そして、「金正恩同志こそ、指導者として身に付けるべき特出した実カと風貌をそなえており、人民から全的な支持と信頼をうけています。」と述べました。
この時、正式に朝鮮労働党中央委員会に対して、朝鮮革命の偉業の継続を金正恩同志に託しました。そしてこの談話後間もない2011年12月17日この若き英才は、無念にも急逝されました。
現在のチュチェ朝鮮の指導者金正恩総書記は、金日成主席、金正日総書記の遺訓を忠実に実行し、それを発展·飛躍させ、革命的指導者として大胆にそして逞しく前進しています。そして先軍政治の発展強化は目覚ましく、アメリカ大統領と首脳会談を実現させるなど、世界を驚愕させました。すすめる核を中心とした国防の強化は、何人も侵略することを許さない、戦争をさせない朝鮮民主主義人民共和国の姿を世界に知らしめています。
このようなチュチェの社会主義革命を進展させ、世界に自主の道を切り開こうとする偉人を祝賀する2022年を心からお祝いもうしあげます。
どんなにつくるとも資本主義の行き詰まりが避けられない世界の混迷がいまますます明らかになっています。日本はどうするのかが迫られています。